民泊・一棟貸宿のコンセプトの作り方|選ばれる宿になるリノベーション・インテリアデザイン戦略
民泊・一棟貸宿を始めるオーナー様からよくいただくご相談の一つが、「どんな宿(インテリア)にすればよいか分からない」というものです。
家具を揃えて清潔感のある部屋にすれば予約が入ると思われがちですが、実は民泊・一棟貸宿などの空間づくりでは「コンセプト設計」が非常に重要になります。
なぜなら、ゲストはAirbnbなどの予約サイトから数多くの宿の中から”惹かれた宿・泊まってみたいと思った宿を選ぶ”からです。たくさんの部屋が並ぶ中で選ばれる宿は、必ずコンセプトをもとにデザインされています。
本記事では、民泊のインテリアコーディネーターの視点から、選ばれる宿のコンセプトの作り方をご紹介します。

民泊・一棟貸宿にコンセプトが必要な理由
民泊はホテルと違い、“個性”が選ばれる宿泊施設です。
Airbnbなどを見ていると、同じような白い部屋・似た家具の部屋が多くあります。
そのような宿はインテリアで選ばれる理由がないため、価格競争で戦うこととなり利益が出にくかったり予約がなかなか入らないことも。
その中で予約が入りやすい宿には、次の特徴があります。
・世界観がある
・写真が印象に残る
・宿泊体験が想像できる
つまり「この宿に泊まってみたい」と思わせるデザインコンセプトがあるのです。
そして、そのコンセプトがターゲットとしたゲストにしっかりと刺さることで予約に繋がります。
民泊・一棟貸宿のデザインコンセプトの作り方(3ステップ)
①ターゲットを決める
まず最初に必ず考えるべきことは、どんな人に泊まってほしいか?です。
例えば
・インバウンド(外国人旅行者)
・ファミリー
・友人グループ
・カップル
ターゲットによって、インテリアの方向性は大きく変わります。
外国人旅行者向けの宿をつくるなら
・和モダン
・日本文化を感じられるインテリア
・畳や障子体験
などが人気です。
最初にターゲットを決めて、ターゲットとしたゲストが喜んでくれるインテリア・宿はどのようなものなのか?を考えていくことがポイントとなります。
②テーマを決める
次に、コンセプトを考えるために、空間のテーマを一つ決めます。
例えば
・海の家
・大人の隠れ家
・旅の疲れを癒す宿
といったテーマを決めます。
テーマを決めることで、そのテーマを表現するためのコンセプト(どんな特徴をもてせるか)が見えてくるのです。
③コンセプトを決める
最後に、コンセプト=どんな特徴をもたせるかを決めていきます。
例えば
・マリンスタイル
・北欧
といったインテリアスタイルを決めたり
・潮風リトリート
・シークレットラウンジ
という具体的な空間イメージができるようなコンセプトを決めています。
コンセプトを決めることで、リノベーション時の間取りや内装仕上げ材をどのようにしていくか?や、インテリアアイテムの色や素材、家具のデザインをどうするか?の軸ができ、宿全体に統一された世界観が生まれます。
【事例】インバウンド向けの都内民泊では日本の伝統文化体験を目的とした「江戸」時代をコンセプトに
コンセプト設計の3つのポイント
①地域の魅力を取り入れる
民泊や一棟貸宿の魅力の一つは、その土地らしさを提供できることです。
例えば
・歴史ある街
・地域文化
・地域の伝統品や特産物
・周辺環境
など。
魅力的な立地の宿であれば、地域のストーリーをコンセプトとしてインテリアへ取り入れることで、宿の魅力がぐっと高まり、差別化にも繋がります。
【事例】千葉県房総半島の一棟貸宿は海近という立地条件からマリンリゾートをコンセプトに
②写真映えを意識する
民泊・一棟貸宿では、予約サイトに掲載している写真が予約の可能性を大きく左右します。
写真がその宿の第一印象になるため
・目に留まる印象的なデザイン
・統一されたカラーコーディネート
・魅力的な雰囲気
など、写真映えする空間づくりが重要です。
コンセプト設定をする段階で、写真で魅せたいポイントやデザインを検討していきましょう。
③宿泊体験を提供する
特に、近年の民泊・一棟貸宿の価値は「宿泊体験」にあります。
例えば
・日本文化体験
・ボードゲームや遊びの用意
・上質な家電や家具
など日常ではできない経験を提供し、ただ泊まるだけではない・その宿でしかできない宿泊体験をコンセプト設計の段階から検討していくと、ゲストの満足度を高める宿づくりができます。

まとめ:選ばれる民泊・一棟貸宿に共通するインテリアデザイン戦略
民泊や一棟貸宿のインテリアデザインでは、コンセプトをしっかりと決め、「コンセプト × インテリア × 宿泊体験」が一本の軸で繋がるような空間づくりをすることが肝になります。
単に家具を置くだけではなく、綺麗にインテリアを整えるだけではなく、、、その宿だけが放つ世界観(コンセプトの統一)をつくることで宿泊者の印象に残る宿になります。
これから民泊や一棟貸宿を始めるオーナー様は、家具選びの前に「どんな宿にするのか」を考えることから始めてみてくださいね。
民泊インテリアのご相談について
Smilivingでは、民泊・一棟貸宿といった宿泊施設のインテリアデザイン/コーディネートを行っています。
・コンセプト設計
・内装材選定(リノベーション提案)
・インテリアアイテム(家具/照明/カーテン)選定
・インテリア設営サポート
・写真撮影(カメラマンご紹介)
など、宿の立ち上げからオープンまでトータルでサポートをしています。
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