人気上昇中!生活感のないホテルライクインテリアの特徴とコーディネートのポイントを徹底解説!

近年、人気ワードの一つである”ホテルライク”インテリア。

雑誌やSNSでホテルライクという言葉を
よく見かけるようになりました。

ホテルのラウンジや客室のような生活感のない非日常的な空間に
憧れている人も増えてきたように思います。

とはいえ、ホテルライクとはどんなインテリアなのか?

ホテルライクインテリア(ホテル風なインテリア)は
モダンやナチュラルなど決まったインテリアテイストではなく
ホテル風なインテリア空間のことを指すので

いまいち、どんなインテリアなのかわからない…
という方もいるかもしれませんね。

そこで今回は、
ホテルライクインテリアの特徴と
コーディネートのポイントについて
解説していきます。

1.ホテルライクインテリアの特徴


前述の通り、ホテルライクなインテリアには明確な定義はなく、
”ホテル風なインテリア”のことをホテルライクインテリアと呼んでいます。

ホテルにより、モダン・北欧・エレガント…など空間のテイストは多種多様なため
○○テイスト=ホテルライクというわけでもありません。

そこで、ホテル空間の特性をあげていくことで
ホテルライクインテリアの特徴を分析していきますね。

生活感がない


なんといっても、ホテル空間は生活感がありません。
日常生活を送る場所ではないので、当然ではありますが(笑)

雑貨や物によるごちゃつきがなく、整然として清潔感のあるシンプルな空間です。

そんなシンプルな空間に憧れる人も多いのではないでしょうか。

物が少ない


必要最低限の家具・雑貨しか置いておらず、無駄なものが置いてありません。

そのため、あまり大きくない客室のホテルでも空間の圧迫感がなく、
落ち着ける印象となっています。

統一感がある


空間で使用する色や、アイテムのデザイン・配置に統一感があります。

また、テーマやコンセプトを決めて客室をコーディネートしていることが多いため、
空間全体にインテリアの軸が通っていて、まとまりのある部屋になっています。

くつろげる


物が少なくシンプルで統一感がある空間だからこそ、
視界から雑多な情報を得ることがなくゆったりとくつろぐことができます。

また、間接照明やスタンドライト(光の色は電球色)を上手に空間に取り入れることで、
リラックスできる空間づくりがされていることも大きな特徴です。

2.ホテルライクインテリアのコーディネートのポイント

次に、ホテルライク空間の特徴を踏まえた
インテリアコーディネートのポイントを4つ紹介します。

色数は3色まで

シンプルで統一感のある部屋づくりをするために、使用する色数は少なめにしましょう。
おすすめは3色までです。

ベースカラー(70%)・メインカラー(25%)・アクセントカラー(5%)の3色を決めて、
70:25:5の割合(色の黄金比率)で各色を使用するとまとまった部屋になると言われています。

とはいえ、きっちりと色配分を考えるのは難しいと思います。

ベース=床・壁・天井=○○色
メイン=ソファ・ベッドなど大型家具やカーテン・ラグ=○○色
アクセント=クッションなど雑貨=○○色

などと使用する3色を決めてコーディネートしてみてください。

※色についてはこちらのコラムもご参考ください。

隠す収納を利用する

住まいをコーディネートする場合
ホテルとは違い日常生活を過ごす部屋になるため、
どうしてもある程度の量の雑貨や物は必要になるかと思います。

そんなときは、生活感を感じさせない部屋にするためにも
”隠す収納”を利用することがおすすめです。

隠す収納とは、扉付きの収納家具を用いて物を収納すること。
そうすることで、物による雑多な印象や生活感を回避することができますよ。

ごちゃつき感が出やすい配線関係も、
配線収納ボックスを使用したり、家具の死角となる場所に隠したり、
目につかないようにすると生活感のないすっきりとした空間になります。

スタンドライトを取り入れる

くつろげる空間を演出するために、天井からの照明だけでなく
横からの光=スタンドライト(デスクライト、フロアライト)
空間に取り入れてみてください。

リビングであれば、ソファの近くやTVの近くに、
寝室であれば、ベッドの横に置くのがおすすめです。

1台だけでなく、複数台設置することで
空間に立体感が生まれ部屋を広く見せることもできます。

電球は、オレンジ色の光を放つ電球色だと
ホテルのようなムーディで安らぎのあるお部屋を演出できますよ。

さらに調光調色できるタイプだと
生活シーンにあわせて光の量を調整できるため使い勝手も良いです。

クッション・アートを取り入れる

ソファやベッドの上にはクッションを設置して、くつろげる空間にしましょう。

1個ではなく複数個置いて、
ホテルの客室のような華やかな印象を演出することがおすすめです。

クッションに色を加えると空間のアクセントカラーとなり、
部屋の印象を大きく変えることができますよ。

また、クッション同様にぜひ取り入れてほしいアイテムがアートです。
ホテルの客室でもアートを設えていることが多いですよね。

ソファやベッドヘッドボードの上などの余白スペースに
お気に入りのアートを飾ってみてください。

そうすることで、
空間にフォーカルポイント(視線が集まる場)ができ
部屋に安定感や奥行きを増すことができます。

アートを飾る際、クッションと同じ色のものを選び
色を繋げると統一感のある空間になりますよ。

(クッションをグリーンにするならば、
アートもグリーン系のものにするなど)

まとめ

ホテルライクインテリアとは、
生活感のないシンプルでくつろげる空間が特徴です。

部屋に置く物や家具・部屋で使用する色数を少なくして、
雑多な印象にならないシンプルな部屋づくりを心掛けてみてくださいね。

紹介したコーディネートのポイントも取り入れながら
まるでホテルのようなシンプルだけれどもくつろげるお洒落な空間を
目指してみてはいかがでしょうか。


インテリアコーディネーター
小川 美穂子

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インテリアコーディネーター 整理収納アドバイザー2級 宅地建物取引士 色彩検定2級