【インテリア】自然物?人工物?物の素材は空間の印象を左右する

今回はインテリアのイメージを決める3つの要素のうち、
”素材”に着目したお話をしますね。

3つの要素についてはこちらの記事をご覧ください。

素材とは、その言葉通り物の素材のことです。

インテリアにおいていえば、
内装材(壁材、床材など)・設備・
家具・照明器具・雑貨の素材のことですね。

どんな素材を選ぶかは、
インテリアの印象を大きく左右するため

お部屋づくりをする上で
素材を意識して選んでいく必要があります。

では、
物の素材のどのような特徴に着目したらよいのか?

そして、
それら特徴はインテリアにどのような印象を与えるのか?


について具体的にみていきましょう。

  • 素材は、自然物か?人工物か?

    →自然素材=木材、石材、ラタン、竹、
          本革、シルク、麻、綿、など
         =温かみのある、素材によっては高級感のある印象


    →人工素材=金属、プラスチック(合成樹脂)、ガラス、
          セラミック、ビニル素材(合皮)など
         =無機質な、冷たい、素材によっては安っぽい印象

  • 素材は、柔らかいか?硬いか?

    →柔らかい素材=木材、布素材
           =優しい、温かみのある、軽やかな印象

    →硬い素材=金属、石材、セラミック、皮素材
         =かっこいい、冷たい、重たい印象


です。

わかりやすいように、
お写真を用いながら説明していきますね。

例えばこちらの空間の場合。


正面の壁、家具は自然素材である木材
+家具の張地は柔らかな布素材ですね。

そのため、空間全体の印象も
柔らかで優しく温かみのある雰囲気に感じられます。

一方、こちらの空間はどうでしょうか。


壁は人工素材であるガラス
+家具の脚は金属
+家具の張地は冷たい皮素材ですね。

そのため、空間全体の印象も
無機質でかっこいい雰囲気に感じられます。

このように、
物の素材はインテリアの印象を左右するのです。

つまり、
お部屋づくりをする際には

どんなお部屋を目指すのか(インテリアテイスト)にあわせて、
素材も選択していく必要がある
んですよね。


例えば、
温かみのあるお部屋(ナチュラル・北欧など)を目指すなら
木材など自然素材のものを多く取り入れる


かっこいいお部屋(モダン)を目指すなら
金属やガラス・石など硬い素材や人工的な素材を多く取り入れる

など。


とはいえ、
インテリアの印象を左右する要素には
素材以外にも色や形、質感も大切になります。

これら要素を上手くバランスよく取り入れて
調和させていくと
統一感のあるお洒落な空間が出来上がるのです。

色・形については別コラムでも解説をしましたので
次は質感についてコラムで書きますね。

今回の”素材”に関しては、
理想のお部屋をつくる際に、


”自然物?人工物?”
”柔らかいもの?硬いもの?”

どちらが適切なのか検討しながら
物選びをされてみてください。

これを意識していくことで
理想のお部屋づくりが簡単になりますよ。

では、最後までお読みいただき
ありがとうございました!

インテリアコーディネーター
小川美穂子(MIHOKO)

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インテリアコーディネーター 整理収納アドバイザー2級 宅地建物取引士 色彩検定2級